出産こんなでした(2)誘発分娩は結果的には楽だった!?
前回、分娩台に上がるまでを書きました。
そのつづきです。
陣痛促進剤を打ってから4時間ほどして分娩台へ。
ようやく、いきんでもいいとお許しが出ました。
「深く息を吸って、続けて2回思いっきりいきんで」
と言われるのですが、
1回いきんだだけで疲労困憊。2回目なんて無理無理!
だって痛すぎて、呼吸するだけで精一杯なんだもん。
渾身の力を込めていきむ→さらにもう一回いきむ
なんて無理でしょ!!!
と思っていました。
(いや、やろうと思えばできたのかも、と今になって思う)
激しい痛みで意識が朦朧とする中、
「赤ちゃんの心拍が下がってる」という先生や助産師さんの話声。
やばい!と思っても、痛すぎて深く息が吸えない。
だんだん呼吸が浅くなり、酸素マスクを付けられました。
少しずついきむコツを掴んできたものの
赤ちゃんが出てくる気配は感じられず。
助産師さんから「赤ちゃんを出すお手伝いをしますねー」との声。
なかなか頭が出ず、吸引の措置を取ってくれたようです。
いつになったら生まれてくれるんだろう。
もうこの子は出てこないんじゃないか、、、なんて考え始めたころ
「バン!」と何かが爆発したような、過去最高の痛さを感じました。
続けてさらに「バン!」と痛みが。
そして。
「オギャー」と泣き声が聞こえました。
あ、生まれた。
疲れ果てて、それしか考えられなかった。
爆発のような痛みは、赤ちゃんの頭と体が出た瞬間の痛みだったんだ、とあとで気づきました。
仰向けのまま放心するなか、生まれたての我が子を胸の上にのせてもらい、カンガルーケアをしました。
小さな体で一生懸命泣く姿が本当に愛おしかった。
陣痛促進剤を打ってから約5時間。
15時間とか20時間とかかかる人もいる中で
5時間は早い方だけど、とにかく痛くて辛かった。
ただ、体は順調に回復した気がします。
翌日からもりもりご飯を食べられたし、会陰の痛みもなく、産後2〜3週間して会いに来てくれた友達には、元気すぎて驚かれました。
促進剤でスムーズに陣痛が進んだことがよかったのかも。
でも、もし2人目を授かることがあったら、無痛分娩を選びたい。
やっぱり痛いのは辛いです。