子育てと幸せな暮らしづくり

2019年2月に第1子出産。子育てと、心地よい暮らしづくりを記録します。

逆子と言われてうろたえた日々。

27wの健診で

逆子と言われました。

予想もしていなかったのでびっくり。

 

「逆子のままだったら帝王切開ですか?」と聞くと、

「相談はするけど、だいたいは帝王切開だね」と先生。

 

先生は優しく「まだまだ逆子が直る可能性はあるよ。8割くらいは直ります」と

言ってくれました。

赤ちゃんの背中の位置を見て、「右側を下にして寝ると直りやすいよ」とアドバイスももらいました。

 

健診直後はあまり深く考えていなかったものの、

家に帰ってからだんだんと気持ちが沈んでいきました。

 

陣痛が来て、破水して、痛みを感じながら経腟分娩する。

自分が勝手に考えていた「普通のお産」ができないかもしれない…

と不安でいっぱいに。 

一番大事なのは、

どんなお産であれ、元気な赤ちゃんを無事に産むことだと、

頭ではわかっているのに。

 

そもそも妊娠・出産はリスクを伴うものであり

母子に何らかの負担がかかって

早産になったり、緊急帝王切開で出産したり

という可能性は、誰にでもあるんですよね。

 でも今まで、そういうことが自分の身に起きる可能性を

考えたことがなかった。

 

そんな風に、モヤモヤして考えがまとまらないでいた28wごろ。

ネット上のこんな一文が目にとまりました。

 

「29週ごろからは、お腹の中で動くスペースがなくなり、逆子になると自然に元に戻らなくなってきます」

 この情報は助産師さんが監修していて

デタラメなものではありません。

 

逆子が戻る可能性がどんどん低くなっていく。

先生は「8割くらいは戻るよ」と言ったけど

もう残された時間はそんなに多くないのかもしれない・・・

 ものごとを悪い方へ考え始めると、どんどん止まらなくなる。

悪い癖です。

 

 

それからは、時間があれば右側を下にしてごろ寝。

逆子体操のやり方を調べて実践してみたり

胎動を感じた場所で「下の方に足があるかも」とか「いまは頭が下になってるかも」

とか、そんなことばかり考え続け

ドツボにはまっていく感じでした。

 

と同時に、どうしてそんなに帝王切開に抵抗があるのか考えてみると

自分が思う「普通の出産」「自然な出産」から外れたくない、

そんな思いが強いのです。

 

でも、帝王切開って普通じゃないのかしら?

そもそも「普通じゃない出産」って何?

「普通じゃない出産」で生まれた赤ちゃんはかわいそうなの?

そんなことは絶対にない!

どんな生まれ方でも、この世に誕生することは素晴らしいこと。

 

そんな風に自分の気持ちを確かめながら

不安を和らげようとしていたとき

あるママさんの体験談を読みました。

その方もいろいろな事情から帝王切開することに。

いざ出産というときに看護師さんから「帝王切開も立派な出産ですからね!」

と言われたそう。

そのママさんも、どこかで帝王切開に抵抗があったようなのですが

その一言で救われた、と。

 

「立派な出産」

そう言ってもらえたことがどんなに心強かったか。

自分のことも赤ちゃんのことも認めてもらえたように感じたんじゃないかな。

 

私も気持ちが落ち着きました。

新しい命が生まれるのだから、何が起きるか分からない。

どんな状況であれ、とにかく元気に生まれてさえくれれば。

そして無事に生まれたら、初めての子育てでめまぐるしい日々がやってくる。

そうしたら、どんな風に生まれたかなんて

思い出の一つになりこそすれ、悩み事ではなくなるはず。

 

どんなお産でもどんとこい!

と強い気持ちになってから行った31wでの健診。

逆子はなおっていました。

 

これから何があるか分からないけれど、

一番大切なことを見失わずに、出産まで過ごしたいと思います。